集団からさようなら
集団からドロップアウトして、もう20年近い。
改めて年月を感じると、すごい時間だと思う。
この、すごい時間のあいだ、落っこちた谷底で
もう誰もいない、あの崖を眺めて暮らして来たみたい。
どうして、落っこちたんだろう、這い上がらなければいけない・・・
ここからは無理っぽいから、今度はあそこから、
あぁまた、ダメだった。
次はあそこから登ってみよう。
そうやって、いろいろ試した結果、
どうやらここは谷底ではないみたい。
好きなように楽しく暮らしているヒトが、沢山いる気がして。
自由というより、好きに、という表現が、私はいい感じかなぁって思う。
それは、自由になりたいと求めて求めて、生きていたけど、
あんまり自由じゃないように私には見えていた、祖父の影響がある。
自由に強迫観念を感じるから、私は、好きに、としておこうと思う。