魚へんに弱いと書いて鰯

弱いわたしへ弱い君へ

2016-01-01から1年間の記事一覧

歳末越冬闘争

社会からこぼれ落ちた人間 ザルの目から落ちて また落ちて 落ちて 一定の条件を努力で満たせない人は 当事者意識の持てない人間は この世で生きる資格が無いんだろうか 社会から死んでしまえと言われている気がする 苦しまずに 眠るように 死ねる薬なんてあ…

愛情乞食

長い時間と ショックな出来事と 愛という 隠れ処が見つかったおかげで 煩わしさと 親密さの 友達 ひとりも いなくなった あなたに わたしが 何を言ってるのか わからなくて それで いい そのほうが いい わかって あげられないよ あなたの 弱さなんて わかっ…

クズはクズなりに生きていくしかない

クズはクズなりに生きていくしかない よくそんな風に思う日々だが 今日もまたそう 思った 嫉妬のマグマに理性が吹っ飛んで 馬鹿みたいに これからも 泣かなくて済むくらい 大人になるまで 悔しさと 甘えと 渇望に ビュンビュン振り回されて 道端で わたしは …

change is dead

死が怖い 死が怖い きのうも おとといも あのスーパーを曲がった角でも 死ぬのが怖い 死は変化だ 死は変化だ いまも いまなお わたしの細胞は死んでいく 変化とは死だと 書いてあった わたしの このところの 死が迫る恐怖は 変化を感じとって 恐れていただけ…

sweet memories

言葉で綺麗に纏めるのは簡単だ 綺麗に歩くのには技術が必要 こうゆうふうに歩くのがいいよ さて 歩いてみたら 難しいの 頑張りすぎも 甘えだし ウツも甘えだ さんざっぱら 病んだ世界に留まり続けて そう 思った あそこが 痛い しんどい なんて反応も 甘えだ…

心は ただ ここに 生きている

どんな 悪人も 赦されたい まるで 赦されたい がために 法を犯す 誰にも 赦される ものか 冷たい 檻のなかで 月明かりが 半分の 顔を 照らしている もう 月が綺麗だと 感動することも ない 誰にも 赦されるものか わたしは 悪人である あのとき 彼処にいた …

光の仔 光の鳥

なんにもない 砂煙の立ち上がった 30年も続いた戦争で なにもかもが なくなって コンクリートの 割れた 重なって 少し屋根になっているところが わたしの 住処である どうやら もう 戦いは おわったようだ 不思議と 腹はへらないが 彼処の街は 小さいながら…